着付と着姿

2018年12月12日 (水)

橋本麻里さんの熨斗目

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婦人画報新年特大号に、橋本麻里さんがなか志まやでお求め頂いた着物、帯、小物で登場されています。

着物は柳崇さんの段熨斗目、帯は勝山健史のアブリオッツォレース文。記事にも書いてありますが、約2年お待ち頂いた着物です。

従来なら日本的な古典柄の帯を合わせたい処ですが、橋本さんの発案で勝山さんのこの柄を合わせてみると、染織の取り合わせに大陸性を感じるようになり、橋本麻里さんらしい和装になりました。

となりのページには誉田屋源兵衛さんの熨斗目。源兵衛さんの処に、こんな優しい色目あったけ?と思いましたが、なか志まやの着物は男性的取り合わせ、源兵衛さんのところは女性的で優しい取り合わせ、一貫性のある好みを、上手に色や柄を替えてお選びになる目は、さすが数々の美術品で目を養われてきた橋本さんです。

NHKの国宝や歴史番組、最近では刀剣の展覧会のこと、雑誌ブルータスでは、にわか日本美術ファンにいろいろと教えて貰ったりもしていて(twitterでも色々情報を頂いています)、そんな橋本さんにきものを着て登場して頂けるのはありがたいことです。益々のご活躍を期待しております。

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2017年12月24日 (日)

クリスマスのお茶会へ

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クリスマス茶会へ
久々にお仕度のお手伝い。早朝で酒臭いと申し訳ないので、マスクをして着付けをしたら、自分の呼気で二度酔いしました。。。わたしはもう一度寝ます。
お茶会では、お菓子に綿菓子を作って、金粉を散らしたり当たり棒を付けたりとか、とても楽しそうなお茶席になりそうです。

着物 京都小阪 附下 / 帯 勝山健史

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2017年11月 8日 (水)

白鷹たつみ綾織と洛風林 双鳥円取文袋帯

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青山こまもの玖さんが、なか志まやでお求め頂いた帯を締めてくれています。いつ見ても美しい着姿に感心しますね。クールな装いから大人可愛い装いまで守備範囲が広く自在に着物をお召しになります。尚かつ、この画像は自撮りという驚きのパフォーマンスなのですが、それは三人展の時に目撃しました。帯締や帯揚などの小物合わせに悩むと、お邪魔させて選ばせてもらっている頼りになるお店です。

*こまもの玖の渡邊さんがお召しの、白鷹たつみ綾織の着物は11日(土)からの新作展にもありますので、興味のある方はお声を掛けてください(展示せずに棚に仕舞ってあるので)。現在、白鷹の職人さんが病気されて新作は織れていません。渡邊さんがお召しになっている色と同じ反物が一反あるのみです。この袋帯も現在弊店には在庫はありませんが、お時間を頂けましたらご注文で織ることも可能ですし、色違いを織ることも可能です。

なか志まや 染めと織りの新作展
11月11日(土)〜19日(日)12時〜19時
なか志まやにて

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2017年11月 7日 (火)

秋の礼装

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今日のお仕度
御所解文様の附下に正倉院華文の袋帯です。
今日は炉開き、お茶会にお出かけ。絶好の晴天に恵まれて私も安心しました。
着物も帯も、古典の正統派でありながら、現代の生活に沿うように色数も整理されて、すっきりとした礼装になっています。

附下 京都 小阪
袋帯 洛風林 勝山健史

11月11日(土)からのなか志まやの染めと織りの新作展には、小阪さんの附下、小紋、シケ引き、洛風林からの帯、勝山健史さんの帯も揃えております。


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2017年8月 6日 (日)

夏の礼装、そして名古屋三人展のお知らせ

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今日はお客様のご自宅へ出張着付け、お茶席へお出かけだったのですが着付けのお手伝いの他に重要な目的もありました。

3ヶ月前一衣舎さんにお出かけ頂き、寸法を細かに再考し、新たに誂え染めした絽の附下、羅の帯をお召し頂き、新しい寸法のブラッシュアップをこの目で確認するためでもあります。

祥雲の絽の附下は今夏、色違いの2枚目、地色、挿し色も小阪さんに相談して誂え染めしています。帯は北村武資の上品羅、白ではなくほのかなグレーを織って頂いたもの。

帯締、帯揚はkomamono玖さんにお出かけ頂き、とても上質で品のある一式を渡辺さんに選んで頂きました。小物が決まっていると、全てが調和して美しい着姿になります。

私の着付けの技術力は、最近はあまり着付けをしないので、技術はさらに低下の一途なのですが、上前裾線の美しさ、後ろ姿の下前の巻き込み具合、衿回り、背、脇線の美しさは、下手な着付けを十二分に補ってくれました。お客様ご自身で自装なさった時、きっとその着易さを実感して頂けるはずです。

変更した寸法の中で、今回は身丈を大きく、大胆に変更しています。呉服屋では怖くて絶対に出せない寸法です。また、身幅等の細かな調整により『私、痩せたみたい♪』と喜ばれていたのは嬉しかったですね。
そして、お客様ご自宅と一衣舎さんが近かったので、着付けの後すぐに一衣舎に行き、全体画像、細部の画像を見て頂いて、自分の着付けした感触と共に
寸法の検討をしたのは言うまでもありません。なか志まやが思う美しい着物姿(勿論、お客様に共感して頂いた)を、着手に提供出来きた瞬間ほど嬉しいことはありませんね。

9月16日(土)~20日(水)には、なか志まや・一衣舎・komamono玖の三社が集まった展示会を、名古屋本山で予定しております。今日、お客様に体験していただいたように呉服屋だけでは足らない、仕立て屋、小物屋がそれぞれのスペシャリストとして、お客様に様々なご提案をし、着姿を美しく、そして楽しんで頂けることを目指した会を名古屋で行います。

一人でも多くの方に、三社が一つの会場で、一度にご提案出来る良さを味わって頂ければと願っております。


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2017年7月14日 (金)

夏の礼装

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着物 絽附下 雲郭 京都 小阪
帯  銀杢籠羅 勝山健史
小物 和小物さくら

夏の礼装です。

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2017年5月 3日 (水)

美術工芸 啓 袋帯  2つの装い

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今日のお仕度

美術工芸・啓さんの帯に、着物を2点合わせて頂きました。
一つは附下に、一つは織無地に。

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モダンでありながら、古典が持つ品格さをちゃんと兼ね備えている啓さんの帯は、なか志まやが思う和の礼装にしっくりと来ます。美しい着姿です。

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左 勝山健史 白雲練貫 浮織(白汚し)

右 京都 小阪 附下

袋帯 共に 美術工芸 啓 制作

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2017年3月17日 (金)

仁平幸春さん  コプト丸文の帯

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今日のお客様

蚊絣の結城紬と仁平幸春さんのコプト丸文の帯でご来店頂きました。野蚕糸入りの素材に、いにしえのコプト裂からデザインされた染め文様がよくマッチしています。

23日(金)からの名古屋三人展でも、仁平幸春さんの帯を出品します。新作3点の他、夏物も2点の予定です。

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2017年2月15日 (水)

木綿のきもの

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今日のお客様

自家栽培手紡ぎ手織り木棉 和綿 茶綿 は仕立・一衣舎さんだけでお求め頂けるこだわりの木綿の着物です。仕立ての仕様は、航空絹布総居敷当付き水洗い。航空絹布が身頃をぐるりと覆っているため裾さばきが良く、自宅でがんがん洗ってお召し頂けます。

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2017年1月25日 (水)

艶系絹織物

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今日のお客様

着物 野乃花菜工房 草木染めまるまなこ綾織
帯  諸紙布九寸帯 更紗

絹艶が美しい綾織りの着物です。紙布に更紗を染めた帯を。非常に軽くて紬地とは違う風合いが楽しめます。青と茶の更紗の挿し色が着物にアクセントを与えています。

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広衿道中着コート 織司なかむら西陣お召製

道中着コートの衿の型は様々ありますが、なか志まやでは広衿仕立て(着物衿)をお進めすることが多いです。そのほうがエレガントな感じがするからなのですが、着物と同じように衿を折りながら着用せねばならない(着物よりは簡単)ので、少し手間が掛かかります。

このタイプのお召しで、道行きコートもそのほかコートも作ることが可能ですが、ドレープが美しい織司なかむらのお召しでは広衿の道中着がより生地の特性を活かしているように考えています。

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