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2018年10月25日 (木)

白い着物のセイ

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『白には三つの”セイ”が潜んでいる。それは神聖のセイ、生命のセイ、清潔のセイ。』という文章が田中敦子さんの著書『着物自分流入門・小学館』に出て来ます。

奔放きものクロニクルという章、セイなる白の冒険という段にこの言葉があります。
経帷子の白装束、産着や花嫁衣装の白、神道における白への尊び、すべての色が集合すると白になる、、、お話は古代エジプトの衣装、白の亜麻にまで至り、白半衿の原点となる清少納言の『練色の衣どもなど着たれど、なほ単衣は白うてこそ』という例も教えてくれ、この白にまつわるお話以外、きものに関する昔から現代の和装までの考察が、とても面白く読み応えがあります。

今回の新作展では隠れテーマ、『白、そして』とでも言うべき反物を揃えました。全て織りの着尺です。それぞれの反物を単体で見ると十分に『白っぽい』のですが、こうして並べてみると灰、桃などの要素が比較強調されて来ます。どの反物も『糸の性質、染めや織り組織』に違いがあり、見応えのある『白い布』になりました。

そんな中、昨日は、美術工芸 啓さんの『白の袋帯』が届きました。なか志まや用に織り出して頂いたもので、何度も目指しを取って頂き、白の調整をしました。
『白にまつわる』きもの、そして帯、どれも美しい仕上がりです。今日を含め、新作展もあと2日、店内も十分に落ち着いていますのでじっくりご覧頂けます。皆様のご来店をお待ちしております。


Img_9045hp       志賀松和子 2作品

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      志賀松和子2作品 勝山健史・綺芙織

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      志賀松和子 勝山健史 勝山さと子 作品


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