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2011年4月24日 (日)

新作全面ロウムラ2反

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透明感のある着物を追い続けて来ました。そのひとつの答えとして、なかむらの西陣お召は僕の答えでした。もう何年もそのお召を追い続け、今でもなか志まやのスタイルになっています。数学的に計算された先練り・先染め・お召緯使いの紋織りの着尺です。

透明感がある着物というのは、ひとつは薄いグレー系の色に代表されました。
濃度が薄くグレイッシュなベージュでもパープルでもそういう表現は可能です。そして、そういった色合いが今でも色褪せることはなく、組み合わせで様々な装いを演出してくれます。

モノトーン以外の濃い色は、もう何年も扱っていなかったような錯覚になるくらい、自分の仕事で登場する回数は少なかったと思います。まして、朱に代表される赤味のある色など。。。

今の時代、深く美しい色というのは、原色に憧れた時代と違い少し複雑になっているように思います。
そういうものを自分なりに、洗練された衣装て表現できればと、最近は考えています。
そんな想いをこめた新作の全面ロウムラ着尺です。

生地は、赤城の座繰り糸、経緯真綿 それぞれに紋織りされた白生地。仁平幸春氏により、酸性染料そして草木染とロウで染めたものです。ver5と6になります。白ロウの塩梅で色の深さを醸し出し、まるで焼き物のような表面の趣と、水元も何度も潜った生地はとてもしなやかで、ふんわりと身体に沿う生地に化学変化しています。

なか志まやが考える着物スタイルのひとつを示す、まったく新しい感覚の着尺です。


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