2017年12月 5日 (火)

志賀松和子さんと美術工芸啓さんの新作

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着物 志賀松和子 練糸平織 偏平糸
帯  美術工芸啓 新熨斗目(なか志まやver3)
帯締 和小物さくら 手組笹波

グレイッシュな水色に灰、そして茶味の組み合わせ。なか志まやらしい一式です。平織りの布は、一見、なんの変哲も無い布面ですが、そこにジワジワ来る味わいを持たせることができるのは、糸、染め、織りの全ての質と技量に秀でているからだと思います。

志賀松さんとの出会いは、経緯生絹の平織りからです。そこから綾織りを随分色々お願いをして、杉綾を初めとする素晴らしい布を作ってもらいましたが、いま、また平織、そして平織組織織りなどに戻ってきました。
偏平糸が何故、織物にしたときに美しいかは、是非この布を見て頂きつつ熱弁したいと思います。

美術工芸啓さんの新熨斗目は、幾度も柄に手を入れて現在のデザインになったと吉野啓二さんにお聞きしました。
元々、訪問着クラスにまで合わせる事の出来る帯で、なか志まやは、すこしドレスダウンしても使えるように変更して頂いているのですが、今回のそのver3。
前2作は、おもに青と灰で構成しましたが、今回は茶味を加えてさらにシックな配色にして貰いました。男性的な趣きがある帯に仕上がりましたので、何方でもお使いになれる帯ではないかもしれませんが、なか志まやらしい着物と帯の取り合わせになっていると思います。

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2017年11月30日 (木)

美術工芸 啓 新熨斗目の新色 なか志まやver3

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なか志まや用に配色して頂いた第三弾が入荷しました。
箱を開けた瞬間、『おお~ダークサイド!良い、良い!』。

糸や箔の美しさ、洗練されたモダンな意匠、そして華やかさと光のイメージがある啓さんの帯ですが、なか志まやエピソード3は光と影せめぎ合い。ver1から箔を押さえてシックにまとめていったのですが、今回の帯は、茶味成分を隠し味にしています。
深いグレーの着物に合わせると、ver1やver2とは違うクールさに痺れました。

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2017年11月29日 (水)

柳晋哉さんの新作帯

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着物 経緯真綿紬 

帯  柳晋哉 斜め縞

着物は楠の木、帯は渋木と草木で染めた糸を使っています。ほっこりする色と、ふくらみのある素材感が魅力です。

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モフモフとユラユラ

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地機結城紬と太子間道帯。結城を着倒すとは大げさに言うと、このモフモフの状態に近くなることです。美しい緻密な錦が織れる前は、この帯のように糸も組織も大陸的で大らかでユラユラとしていました。

そして赤は太陽であり、血であり命そのもの。知恵を凝らして糸をつくり染めて織る。科学が進歩した現代では忘れ去られた呪術的な思いが着物という布には内包されていることを想起させます。

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2017年11月25日 (土)

柳崇さんの帯、150亀甲絣の紬

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着物   150亀甲絣着尺
帯    柳崇 綾市松染め分け九寸帯

とても落ち着く取り合わせです。緑も茶も、柳さんが染めると味があります。

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2017年11月21日 (火)

紙布の着物

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店主の着物が仕上がってきました。
今年は2枚の(も!)着物を作ったのですが、3月に大麻布、そして今回は紙布。どちらも一衣舎製の仕立て、航空絹布(パラシュート・シルク)を別染めし総居敷当付き水洗い仕様の仕立てです。

大麻布(麻世妙・誉田屋源兵衛製)は、染めと素材がマッチしたのか、柔らかくシワが程よい感じで(むしろシワがつかないくらい)、単衣の着物として快適に過ごせました。

今回の紙布は風合いは良いのですが、シワが出そうです。
しかしそういうことを気にせず、ガシガシと少し乱暴に着てみようと思います。着こなした先にあるこの布感を既に見ているので(何度も洗い張りをした結城紬を見るのと同じ)、上手くビンテージに育てられるか楽しみです。もちろん、丸洗いはドライではなく、このまま水洗いします。
書はやらないのですが、例えば墨のシミが付いたり(実際はボールペンかな)、布が擦れたりなど本来は避けたいことも見てみたいですね。

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2017年11月18日 (土)

京都小阪さんと美術工芸啓さん

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着物 京都小阪 ティムール唐草文附下
帯  美術工芸啓 献上彩緘袋帯

着物は古典に沿う礼装も良いですし、モダンな取り合わせで和装の品格を出せれば、それはファッションだと思います。
染めにも織りにも透明感があり、色数が整理されているので現代の空間に映える装いなると考えます。
新作展は明日19日(日)が最終日です。


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2017年11月17日 (金)

志賀松和子さんと勝山健史さん 『美しい絹織物』

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志賀松和子 平織変化織 
勝山健史  衣笠間道九寸帯

美しい絹織物を作られるお二人の競演。
私にとっては不思議な縁がある方々なのですが、染織に対しての姿勢を教えて頂けるお二人です。新作展を19日まで開催しています。12時より開店です。


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2017年11月15日 (水)

定番の小紋 羊歯柄

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羊歯柄銀彩小紋に摺箔袋帯

装いとして軽過ぎず、程よい礼節も感じるのが羊歯の柄。着物の地紋が極く細かい菱で、地色が上手く撮影出来ませんでしたが、無地感の袋帯を合わせてお茶席でもお使い頂ける装いにしました。

着物:京都小阪 帯:誉田屋源兵衛 帯締:和小物さくら
19日(日)まで新作展、12時から19時でおまちしております


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2017年11月14日 (火)

地機結城紬平織と川村成さんの帯

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着物 地機結城紬平織
帯  川村成 綾織格子

白に挿すのは何色か、多分それでその人の好みが分かるのかもと、当たり前の事を思いついて。白、次に灰、白、次に青、白に黄、白に朱、などなど大まかなパターンとして分類は出来るでしょう。

成くんのデフォルトは緑(彼は否定すると思うけど)。多分、なか志まやでは一番使わない色目だと思うのですが、さっき深夜に観たNHKゴッホの番組の後に撮影したのがこの一枚。ゴッホ的とかそんなことでなく、灰ではなく緑も面白いねと、短絡かもしれませんが感じる一枚です。


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11月19日(日)まで新作展 なか志まやにて 12時〜19時

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